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L型ザクの【聲天泰盛】

アニメや映画が大好きなオタクです! 声劇や朗読に使える素人用台本を投稿しております 質素な見た目でも内容は繊細に、そんな台本をご覧ください since-2016.03.11

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 台本【セミ・フルキャスト】その④

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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 台本【セミ・フルキャスト】その④

さくら、「検体、BM-○三、仮称碇シンジさん?副長から説明があるそうです」
シンジ、「これが初号機…」
リツコ、「えぇ…初号機は現在、本艦の主機として使用中、ゆえにパイロットは不要です」
シンジ、「…ホントに要らないんですね…」
リツコ、「それと、貴方の深層シンクロテストの結果が出ました、シンクロ率は0.00%、仮に貴方がエヴァに搭乗しても、起動しません」
さくら、「そうか!良かったですね碇さん!」
リツコ、「とはいえ、先に突如12秒間も、覚醒状態と化した事実は看過できない…故に貴方には、DSSチョーカーを装着させてあります」
シンジ、「何ですかこれ?」
リツコ、「私達への保険…覚醒回避のための物理的安全装置…私達の不信と、貴方への罰の象徴です」
シンジ、「どういう事ですか?」
リツコ、「エヴァ搭乗時、自己の感情に呑み込まれ、覚醒リスクを抑えられない事態に達した場合、貴方の一命を以って塞き止めると言う物です」
シンジ、「それって…死ぬって事ですか?」
リツコ、「否定はしません」
シンジ、「そん…な…ミサトさん、どういう事なんですか死ぬって!変ですよミサトさん!急にこんな事になってて、訳分かんないですよ!」
リツコ、「混乱するのも無理ないわ、少尉」
さくら、「はい!」
リツコ、「彼に官姓名を」
さくら、「はい!…えと、今さらですが、碇さんの管理担当尉官、(関)鈴原さくら少尉です、よろしくです」
シンジ、「あ…はい、?でも鈴原って…トウジの?」
さくら、「!…はい!お兄ちゃんがお世話になりました!(関)妹のさくらです」
シンジ、「妹!?お姉さんじゃ無くて!?」
さくら、「はい、妹です(にやける)」
シンジ、「妹…?なんで…」
アスカ、「あれから14年経ってるって事よ…バカシンジ」
シンジ、「へ…!?アスカ!」
(シンジは高揚しながらアスカに話し出す)
シンジ、「良かった!やっぱり無事だったんだね!アスカ!」
(アスカ、対面ガラスを殴る)
シンジ、「うわっ!」
アスカ、「駄目ね…抑えきれない、ずーっと我慢してたし…」
シンジ、「(その場に崩れ)…何なんだよ」
アスカ、「怒りと悲しみの累積」
シンジ、「何の事だよ…あれ?アスカ…左目①」
アスカ、「①アンタには関係ない」
シンジ、「アスカ…さっき14年って…でも、眼帯以外変わって無い…?」
アスカ、「そう…エヴァの呪縛」
シンジ、「…呪縛?」
(アスカ、その場から立ち去る)
シンジ、「ちょっと待ってよ!アスカなら知ってんだろ!?ねぇ?綾波は何処なんだよ!」
アスカ、「知らない」
シンジ、「知らないって…助けたんだよあの時!」
アスカ、「人一人に大げさね…もうそんな事に反応してる暇なんて無いのよ、この世界には…そうでしょ?葛城大佐」
シンジ、「アスカ!ミサトさん、綾波は何処なんですか!教えてください!」
ミサト、「シンジ君…綾波レイはもう存在しないのよ」
シンジ、「いいえ?確かに助け出したんです!きっとまだ、初号機のプラグの中に居ます!よく探してください!」
リツコ、「当然、既に初号機内は、全て探索済みです…結果、発見されたのは貴方と…」
(シンジ側の引き出しが開く)
リツコ、「何故か、これが復元されていたわ…検査結果に問題無いので、返還しておきます」
シンジ、「父さんの?…あの時綾波が持っていた…やっぱり助けたんじゃないか!」
(突然の爆音と揺れ)
シンジ、「んっ何だ!?」
ミサト、「私です」
結城、「①目標高甲板です!いきなり取り付かれました!②」
リツコ、「①至急観測員を増員!擬装コクーンから、内部まで」
ミサト、「②本命のお出ましか!全艦、第一種戦闘配置、初号機保護を最優先」
アスカ、「(走りながら)八号機、もう行けるでしょ!?」
マリ、「モチのローン!今やってるよ姫!それより、ワンコ君どうだった?大人しくお座りしてた?」
アスカ、「何も変わらずっ、寝癖でバカな顔してた!」
マリ、「その顔!見に行ったんじゃニャいのー?」
アスカ、「違う!殴りに行っただけ!これでスッキリした!」
シンジ、「ミサトさん!リツコさん!一体何が来たんですか!?新しい使徒ですか!?」
綾波、「碇君…どこ?」
シンジ、「綾波…今の、綾波の声ですよね!?ミサt―――」
(リツコに対面ガラスの透過モードを切られる)
シンジ、「(パニックから憤慨する)…!何なんだよもう…!!」
さくら、「準備できました!碇さんこっちへ!」
綾波、「碇君…どこ?」
シンジ、「やっぱり綾波だ…(対面ガラスを叩きながら)綾波ですよ!!」
さくら、「碇さん!急いで!」
シンジ、「…もういいよ…綾波!ここだ!!!」
(外から隔壁が破壊され衝撃波が二人を襲う)
さくら、「(叫び声)キャー!!」
男、「左舷・中央部に損傷!」
女、「第二装甲板に亀裂発生!」
シンジ、「①エヴァ…零号機…!」
青葉、「①損傷個所の油圧チェック急げ!」
綾波、「碇君、こっちへ…」
ミサト、「駄目よシンジ君!…ここにいなさい」
シンジ、「何だよミサトさん…!さっきまで要らないと言ってたじゃないか!」
ミサト、「しかし、身柄は私達で保護します」
シンジ、「そんなの勝手すぎですよ!…うっ!」
(Mark.9に対して立体配備中の艦隊から砲火が浴びせられる)
シンジ、「止めてください!相手はエヴァですよ!?」
ミサト、「だからこそよ!NERVのエヴァは全て殲滅します!」
シンジ、「NERV?…ここもNERVじゃないですか!」
ミサト、「私達はWILLE(ヴィレ)、NERV壊滅を目的とする組織です」
シンジ、「そんな…いや、でも乗ってるのは綾波なんですよ!?」
ミサト、「違うわ!レイはもう居ないのよシンジ君!」
シンジ、「嘘だ!!だってここに居るでしょ!?ミサトさんの分からずや!もう良いよ!!」
さくら、「碇さん!」
シンジ、「!?」
さくら、「(関)勝手も良いですけど…エヴァにだけは乗らんで下さいよ!?…ホンマ、勘弁して欲しいわ…」
シンジ、「…」
(シンジを握ったMark.9は突っ込んだ体を艦から引いた)
さくら、「(挙動から来た余波で)キャ!」
アスカ、「逃がすな!コネメガネ!!」
マリ、「合点承知!!」
(艦内カタパルトから八号機が出撃)
女、「①エヴァ八号機、発進中②」
マリ、「①的を~狙えば・外さないよォ?」
女、「②左舷シリンダー、LCL、臨界位置」
マリ、「HEY!カモーン?」
(艦内から出てきた頭部に一発当てる)
マリ、「よっしゃ!」
(更に数発頭部に直撃するも、機体は動き続ける)
マリ、「やっぱし!ADAMSの器か!?」
(ジェットブースターにコンバートしてMark.9、逃走)
マリ、「挨拶くらいしてけオラァァァァァァ!!」
リツコ、「彼を初号機に優先して奪取と言う事は、トリガーとしての可能性がまだ有ると言う事よ!ミサト!!DSSチョーカーを!」
(ミサトは躊躇った…DSSチョーカーは操作圏外になった)
リツコ、「副長より通達、追撃不要…各員、損傷個所の応急処置と、擬装作業を再開」
青葉、「了解、追撃不要、①各員は損傷個所の応急処置、及び、擬装作業を再開」
アスカ、「①ふん、あれじゃあ、バカじゃ無く…ガキね」
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